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TPP交渉参加により日本の鉄道は壊滅する [日本 にっぽん NIPPON]

TPPについて深く考えると、TPPへの加盟によって、日本の鉄道は今以上に衰退、または壊滅するのではないかと思いました。

TPPへの交渉に一度参加すると、そこから離脱することは許されません。もし離脱する場合は、交渉に参加する海外の国々の信頼を失うことになります。そして、交渉の末、TPPへ加盟することによって、農業や医療、保険など、24項目の分野で、協定が結ばれます。その中に、「人やモノの移動」についても含まれます。

 IMG_1377.jpg八甲田丸の中に保存中の列車

 


推測が飛躍しているのかもしれませんが、そう思うところは以下に依ります。

 

(1)TPPによるいわゆる米国失業率の日本輸出と地方経済の衰退→交通の需動とGDPの低下

(2)TPPの掲げる施策の一つである「モノの移動の自由化」と「人の移動の自由化」

(3)過去、民主党に行ってきた高速道路の無料化→JR各社の減収減益

以上を前提として、日本が約20年前、1990年に締結したある日米協定により日本の宇宙産業が衰退したことを振り返ると、、、

20年後の鉄道は衰退する。というより、公共交通自体が壊滅するのではないか?公共交通機関への税金の補填は、その原資である税収が安定することが必要です。税収の安定確保は、GDPが増えないことにはありえません。

今年、JR北海道の石勝線において、走行中の283系のドライブシャフト締結部の破損し脱線、トンネル内で火災を生じさせる大事故が発生しました。その原因は機関の老朽化や整備不良などがあげられますが、そもそもの遠因は、リーマンショック後、JR北海度の経営安定基金の運用収益が減少したこと、そして、高速道路無料化による特急利用者が減少したことによって、会社全体の収益悪化し、様々なしわ寄せが鉄道の整備現場に運ばれてきた結果ではないかと思います。 (一般論として、または経験的に、経営上の問題は、最終的には現場にやってくるもの。)

もし代替機関がある場合は、事故の発生により鉄道離れはさらに加速されます。車や航空機とは違い、運行会社が軌道や設備の維持整備も行わなければならない鉄道の業界は、ただでさえ苦しいのです。

ちなみに、10月29日、札幌から帯広までが高速道路でつながります。道東自動車道路の開通です。 

IMG_1368.jpg

石勝線の特急「おおぞら」と特急「とかち」は、 さらに苦境に陥れられます。

高速道路無料化の際、廃止されるフェリーを見て、産業構造の変革だとのたまう民主党支持者がいましたが、冗長系を持つ日本の輸送システムを根本的に破壊するものです。

(例:新潟の大震災時に機能不全になった上越線と上越新幹線を補完する磐越西線と磐越自動車道+東北新幹線。東北の大震災時に燃料輸送に貢献した磐越西線。たかが単線と言えども、危機や災害に備えて、冗長系を保持するのが国の役目。にもかかわらず、システムを破壊する民主党。)


領土を韓国に奪われ、領海を中国に侵犯され、関税自主権を米国に売り渡そうとしている。

小村寿太郎が1911年に勝ち取った関税自主権を、2011年に売り渡そうとしている。

民主党は、日本を滅ぼそうとしているとしか思えません。

決して、TPPへの交渉には参加してはなりません。今自分は、反対の声を上げているところです。 

参考情報

日米衛星調達合意」 

「考えてみよう!TPPのこと」→リンク (http://www.think-tpp.jp/

関税自主権を失った日本は内側から滅びる」 

 


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