鉄道模型サイズのロケット [日本帝國鐡道 製造局]
この数年、青島教材社から人工衛星のプラモデルが発売されるようになりました。
航空機や船、車などに比べると大変地味な存在ですが、おそらく人間が作り出した数多くの工業製品のうち、遭遇する環境が最も過酷なものは、極低温や太陽光直射、放射線などが存在する環境で働き続ける人工衛星・宇宙機なのではないかと思います。
ロケットで打ち上げられてから、数年または数十年も働き続ける地味な存在。このような存在に関心が集まるのはとても良いことです。。。
・・・そう思っていた矢先、Nゲージの縮尺である1/150のロケットが発売されました。
日本最初の人工衛星「おおすみ(→JAXAへリンク)」を打ち上げたラムダロケット(→JAXAへリンク)です。1/20のスケールの「おおすみ」のおまけのような位置づけで、1/150のロケットが含まれています。
しかし、発売告知をホームページで見かけた時、思わずニヤリと笑ってしまう程、自分の「ツボ」にはまってしまいました。発売と同時に入手したのは言うまでもありません・・・。
発売から約半年、ようやく組立てに着手しました。ちなみに、完成は未定です。
パーツの数は少ないのですが、稼動部分も含まれます。
部品の形状や稼動部分、説明書を眺めた結果、組立てと塗装の工程を平行して進める必要があると判断しました。
ただ、日本最初の人工衛星を打上たロケットが、Nゲージと同一の縮尺でプラモデル化されると、どのようなものになるのか気になったので、仮組みして、常越本線の風景の中に置いてみることにしました。
橙色の構造物は発射台の一部。
H2AやH2Bなど現在の標準的なロケットに比べると非常に小規模ですが、レイアウトの中に置くと、発射台もそれなりに大きいことが判ります。実物が東京・上野にある国立科学博物館(→リンク) に展示されているので、詳細な加工や塗装に着手する時は、実物を見に行って観察しようと思います。
今は梅雨時。スプレーによる塗装は避けた方が良いので、しばらく保管です。
何事も目に見える形になってくるとゴールが見えてきたような感じがして楽しいものです。作る楽しみが一つ増えました♪
Facebook コメント
おはようございます。
1/20と1/150がセットですか…。
本当にオマケですね。
私も1/150前後のアイテムを見るとレイアウト設置が頭をよぎりますが、しっくりこないので見送ってしまいます。
今のところ採用が決定しているのは、ワールドタンクミュージアムのキューベルワーゲンぐらいかな。
by Gut (2012-06-23 07:32)
1/144や1/150のスケールでモデル化された乗り物や建築物などを見ると、自分がすでに製作したレイアウトとの整合性を考え、確かに調達を躊躇する場合があります。
一方で、このようなロケットなど印象的なモデルを見てしまうと、そのモデルに合うようなレイアウトを製作したくなる気持ちもあります。
今回のロケットは、ひとまず詳細まで組立てて、塗装を終えたいと思いますが、もしかしたら、ロケットが主人公の鉄道の存在しない「ジオラマ」を製作する気持ちになってしまうかもしれません・・・。
by Ainetos (2012-06-23 18:01)