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鉄道模型趣味における「真似る」ことと「パクル」こと [日本帝國鐡道 製造局]

 先日、「学ぶ」という言葉は、「真似る」と語源を同じくしており、さらに「真似る」とは、「真に似せる」、「誠に似せる」ことが由来している、ということを偶然知る機会がありました。(語源由来辞典 「学ぶ」へ→リンク

 この「真似る」という行為においては、対象は「モノ」だけでなく、思想であったり自然そのものであったりするなど、様々な対象が存在すると思います。

 おそらく、当事者は、その対象を「真」や「誠」のようなお手本として、自ら手掛けるものを似せようと工夫しながら、自らの形として作り上げ、技を会得してこととなります。大変な苦労を要する作業なのではないかと思います。 

 教育学的には、「学ぶ」ことは、「真似る」ことよりも高尚なような気もしますが、語源を辿って、その意味自体を深く冷静に自らに問うて、幼い時から成長してきた自らの過程と照らし合わせると、色々と考えさせられるような気がします。

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 翻ると、鉄道模型のレイアウトの製作において、「学ぶ」ことや「真似る」ことは必須のことのように思えます。その対象は、製作過程で求められる技術や表現手法だけでなく、レイアウトの上に再現したい風景や情景などの「自然」やそのものや、工学的な知識や「設計思想」など多岐に渡ると思うからです

 

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 自らの経験に拠れば、レイアウトの製作を動機づけた要因は、幼年期から青年期にかけての心象風景を模型に再現したいと思う「気持ち」でした。そして、必要な技術や表現方法は、学生時代を通じて自らの志向性の結果得られた拙い「理論」的なもの、鉄道模型趣味誌や数多くのブログから学んだ「技法」に拠ることになりました。

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 更に、自らを「心象風景」のあったその地に赴かせ、対象となる「自然」の情報を再収集したり、目標の明確化とともに、目標までの工程をイメージする「Systems Engineering」的な方法や、目標に対して、否応なしに進むざるを得ない工程を構築し、同時に必要な技術を身につけたり、手順や分担を設定する「Project Management」的な考え方も、仕事から趣味へ応用したりしました。(その結果、「趣味」が仕事のように思えたこともありました。)

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 最終的には、「学び」「似せ」ながら、この矮小な趣味世界の目標の為に、色々と行動したような気がします。(睡眠時間を削って。)30代半ばの今はそうかもしれませんが、40代になってもおそらく、そうするような気がします。

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 ところで、先日、自分が感銘を受けたある鉄道模型「綾雄鉄道」様のブログ(相互→リンク中。第33回 鉄道模型趣味レイアウトコンペ入選 Nゲージマガジン54号に記事掲載。当方レイアウトも同一号に掲載。)にて、衝撃的な記事を拝見しました。

 

 綾雄鉄道は、鉄道模型において、実在する列車を実物のような臨場感で、長編成で悠々と走らせることを主な目的としたレイアウトであり(と自分は理解しており)、完成したレイアウトそのものが結果となるだけではなく、その上で走行する列車の臨場感そのもの(スピードやディテール)を表現した写真や動画が、様々な研究や苦労の結実となるようなレイアウト(であると自分は思っています。)となっています。

 その衝撃的な記事は、礼儀もなく、そして敬意もなく、自らが製作したレイアウトを通じて表現したものが勝手に使われ、改悪された揚句、個人の利益(商業)の為に、許可なく利用(悪用)されたと思わざるを得ない事象を簡潔に示すものでした。

この事象は、自らが嫌悪する某国(隣国において大事故を起こした「新幹線」等や、隣国の「iPhone」モドキ等)のパクリそのものでした。(「ぱくり」→wikipedia 

「学ぶ」ことや「真似る」ことは、作りたいと思う形(風景)や心(情景)などの「真」や「誠」と思うところを、試行錯誤しながら自らのもの血や肉に変えていく過程がある一方で、「パクル」ことは、刹那的な利益を得るために、表面的なものをかすめ取り、あたかも自分がそれを創作し、その過程を悪びれずに平然としているような手法のような気がします。 

 日常の仕事や業務の世界で、嫌悪すべき「パクリ」が隣国方面からじわじわと近寄っているのを常々感じていたのですが(それが競争や戦争の一手段なのかもしれませんが)、お互いに尊敬しあいながら感化しあい、寄り良いものを作っていくような雰囲気のある趣味の世界の中においても、利益の為ならば(まるで、隣の半島の某国の電機会社のようですが)、パクって、自らの利益に転化しようとする醜い世界を垣間見たような気がしました。 

おそらく、この話題の中の当事者であるパクった本人は、理屈をこねながら、色々と意見をのたまうのかもしれませんが、基本的に「パクリ」であることは変わりありません。

 この当事者は、DVDの販売や宣伝のために作成されたと見受けられる類似のブログを多数構築し、販売サイトへ誘導しているようにも見えます。(当事者名でググると判ると思います。)  

鉄道模型の趣味やレイアウトを技法を、多くの方々にあまねく紹介し、技術を向上させることを目的に置き、そのDVDを製作し販売され、利益を得るのであれば、せめて事前に許可を得た上で、引用後の謝辞などを明記するのが筋ではないかと思いました。


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