レイアウトを追いかけて [雑感]
2009年2月、本業の都合により、つくばから鎌倉へ転勤してきましたが、この度、つくばに戻ることが決まりました。鎌倉での生活は、6月15日にようやく終了します。
2006年の基本設計と2007年の製作着手以降、つくばで製作に取り組んでいた日本帝國鐵道 常越本線のレイアウトは、2009年2月の作者の転勤と同時に、家族の引越しとともに、箪笥や冷蔵庫が載ったトラックの荷台の片隅に置かれて鎌倉へ移動してきました。
その後、鎌倉でも僅かな時間を通じ製作が続けられ、レイアウトは一先ず完成しましたが、昨年夏のTMSレイアウトコンペの準佳作入賞と、東京で行われた国際鉄道模型コンベンションでの出展の直後、我が家のアイシスの後部に載せられて、県道と国道、そして首都高速と常磐自動車道を通り、再びつくばへ移動していきました。
2010年9月 つくば
今年3月末には、妻と子供がつくばへ帰りました。そして、今回自分自身も、数か月の単身赴任生活を経て、家族とレイアウトを追いかけて、ようやくつくばへ戻れます。
振り返るのはまだ早いかもしれませんが、幾つかの仕事を担当するようになり、ドライブシャフトとユニバーサルジョイントのように駆動し続ける30歳代前半から半ばにかけての馬鹿みたいに忙しい時に転勤して、異動先でも寝る間も惜しんで、よく趣味に取り組めたものだと、呆れます。
しかし、冷静になると、子供の時以来、初めて復活させた鉄道模型趣味は、精神的な均衡を保つためには必要だったのだと思います。先日事故を起こしたJR北海道の283系のように、自分の中で、駆動軸の「ピン」が外れなかったことに対して、つくづくと、家族には感謝です。
異動までの残り半月、家の中の片づけと引越しの準備に従事しつつ、僅かな鎌倉生活の時間を送ろうと思います。
残務整理でそれどころではないかもしれませんが。
鎌倉帝都電鐵線のレイアウト製作は、一先ず休止です。
無事につくばで製作に復活できるように、荷物を整理します。
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