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京阪600形 「けいおん!」ラッピング電車の製作(その1) [日本帝國鐡道 製造局]

去年、映画『けいおん!』の宣伝のためにラッピングされた京阪電車の話題を見つけた時、遅かれ早かれこの「痛電」は鉄道模型化されることだろうと思っていました(→昨年夏に書いたブログ記事)。そして、もし模型化がされたら、京阪電車の手頃な編成ゆえに手頃な価格帯が想定されることから、多くの鉄道模型趣味人が買い求めるものだろうと勝手に思っていました。。

そんな話題を既に忘れてしまった半月ほど前、海外出張から帰ってきた後、この「痛電」が模型化されたことを初めて知り、、近所の模型店で衝動買いしてしまいました。しかし、品物が売れ切れになる前に手に入れようと思ったものの、それから半月後のつい先日、東京の模型店で見たところ、当初多くの人が購入するであろうと予想したこの模型は、在庫が相当溜まっているように見えました。ネット上でも同様に見えます。

ところで、この「痛電」の作例を、ネット上でお見受けしていると、痛電製作の要となるデカール貼りの作業が非常に難しいことが判ってきました。おそらく自分の持つ技術をもってこの模型を制作すると、デカール貼り作業という最大の難関で失敗し、痛電が火災電車になることが容易に想定できるくらいの難易度だと思います。

この難易度を想像したとき、当初の予想に反して、この模型が発売後随分経っても在庫があることを振り返ってみると、ネット上の情報を見て、製作上の困難さを感じ取り、同じように購入を躊躇っている人が沢山いるのではないかと思ってしまいました。

そこで、この「痛電」の製作がどのくらい難しいか、ひとまず実践して実感することにしました。

長い前置きでしたが、ひとまず製作風景を写真で示したいと思い、心のゆとりを少し置いて製作に取り組んだのですが、結局凹凸面だらけの車体にデカール貼るという非常に困難な作業によって、写真を撮ることなく一日が経ってしまいました。

DSC_0001.jpg

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DSC_0016.jpg 

 結論から言うと、デカールが精密に出来ているため、位置合わせは思った以上に容易に行うことができました。むしろ、気泡の脱気や車体の凹凸に合わせてフィッティングは想像以上に面倒でした。さらに、初めての作業であるが故に、結局、自分の部屋に引き篭もり(?)、昼から夜に掛けての連続作業となってしました。

しかしながら、集中して作業に取り組む時間が、久しぶりに心地よく感じ、結果的に、火災は寸前のところで鎮火したと思われるのですが、もし仮に製作した電車が火災車両になっても、むしろ、生き物のようなデカールの特性がよくわかったり、痛電の製作過程を楽したことができたと思います。かなり満足です。 

困難な作業はひとまずえたので、次は屋根や床下機器の製作に移りたいと思います 

 


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コメント 4

D-MIURA

お久しぶりです!
車両の方に行ったかと思ったらデカール・・・苦労しましたね♪
とにかくこういう作業は神経を使うので人間も生モノだなぁ・・と
感じます(爆笑)

そういえば、地元(?)の「のと鉄道」のHOジオラマ販売されてたなぁ・・・
マジンガーZのラッピングも花咲くイロハ(?)のラッピングもあったなぁ・・・
と、すみません発展のない雑談で(大爆笑)

by D-MIURA (2012-10-16 00:17) 

Gut

こんにちは。
ラッピング電車を自分でラッピングするなんて、企画ものというのは、そういうものなんですか?
欧州では人気のラッピング列車はズバリそのもので販売されるので、ちょっとビックリしました。
しかし、神経のいる作業お疲れ様でした。デカールなんてずいぶん貼ってないなぁ(笑)
by Gut (2012-10-16 12:09) 

Ainetos

D-MIURAさま
自分も置き所のない話(?)、大好きです。

デカール以上に、人間も生モノですよねぇ。
いや、軟化剤を使うと、人間以上にデカールはドロドロになることが身をもって判りました(冷汗)。
『花咲くいろは』の模型、HOですけど、高く売れたみたいですね。動画で見ましたけれど、買った人の扱われ方が、人ではなかった・・・、です。
by Ainetos (2012-10-19 01:11) 

Ainetos

Gutさま
ご指摘の通り、ラッピング電車を自分でラッピングしてしまいました・・・。デカールは精密印刷で定評のあるイタリア・カルトグラフ社製なのですが、遠い異国の地で、ようやくラッピングされました。
初めての作業で本当に疲れました。しかも、寝不足です。。。
by Ainetos (2012-10-19 01:16) 

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