国土地理院で地図を眺める [雑感]
6月中旬にあった職場の異動前は送別会が続きましたが、異動後の今は、歓迎会がしばらく続いています。
今回の異動に伴い引越した家のすぐ近くに、国土地理院があります。梅雨空の合間の週末、引越後の部屋の片付けに、強制的にひと段落をつけ、下の子供を連れて、国土地理院に併設する地図と測量の科学館に出かけてきました。
自分の昔を振り返れば、幼い頃の電車好きが高じて、時刻表や地図を見るのが好きになり、社会科の地理が好きになり、理科が好きになり、結果的に今の職業を選んだように、住む場所も、それとなく、惹きつけられるかのように決めてしまったような感があります。センター試験も地理だけは満点でした。理科系だったのに。
約2年半前、鎌倉に転勤する以前、つくば市に住んでいながら、国土地理院を訪れたのはたった一回限りでした。今回は、東日本大震災後、初めての来訪となりましたが、震災の被害状況や測量の結果判明した地盤の移動などを報告する展示が公開されていました。展示されている航空写真や測量結果から、今回の大地震により、既存の地図も大きく書き換えられる必要があることがわかりました。
また、国土地理院の施設自体も罹災しており、科学館の庭にあった巨大な地図にはブルーシートが被せられていました。
地球の曲率を模擬した面にはめ込まれた巨大な地図の上で、南西諸島脇の地図が陥没しているようです。まさに、地球規模の地震であったことが象徴的に伺い知れました。
今後は、レイアウトの製作に必要な地形の情報を集めに、頻繁に訪れることになるかもしれません。
振り返れば、既に学生時代に他界した父親とよく山登りをしていた頃、その後ワンダーフォーゲル部に入部して山を登っていた頃、また、高校生の時、自転車に乗って初めて上越線沿線を走って三国峠を超え新潟に行った時も、神田・神保町で2万5000分の一の地図を購入していたものですが、地図も、これからは、もはや本拠地:国土地理院で調達することができます。(インターネットでも見ることもできますが。)
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