「常越本線併用軌道線」改め、「筑波帝都電鐵線」 [日本帝國鐡道 筑波帝都電鐡線]
半月ほど前、既存のレイアウトのヤードを改善・改修する作業に着手したのですが、レイアウト敷設には全く向いていないと思っていた狭い空間で作業しながら、たとえ狭い空間であっても、急曲線のカーブレールを多用して工夫すれば、鉄道と風景が共存する世界を作ることができるということに気が付き、その後、最小曲線半径144mmの併用軌道の敷設を進めてきました。
さらに、今回、併用軌道の周辺に樹木や電信柱、ウエザリングを施しながら思ったことは、もはやこれは一種の「レイアウト」かもしれない、ということ。
鉄道模型の「レイアウト」については、個々に様々な定義や考え方があり、またこれまでも沢山の説や批評が提示されてきたことも理解した上で自分が思ったことは、お座敷レイアウトほどテンポラリーではなく、常越本線のような固定式レイアウトでもないものの、そこに「ミニチュア鉄道が走る情景」が醸し出された時点で、「レイアウト」ではないのかということ。。。。
TOMYTECが商品展開するジオラマコレクションによって、「レイアウト」製作の敷居が低くなっていることもありますが、今後は、臨機応変的に景色を変えることのできる当鐵道3番目のレイアウトとして、この併用軌道とヤード、橋上駅舎を含む領域を次のように呼ぶことにしました。
「日本帝國鐵道 筑波帝都電鐵線」(略称:筑電(つくでん)」
(1番目:常越本線、2番目:鎌倉帝都鐵線(鎌電)、3番目:筑波帝都電鐵線(筑電))
筑波の実際の風景を借景にした筑波帝都電鐵線。
現在、製作が中断している鎌電線主力の江ノ電車両。
常越本線側から眺めた「つくでん線」
「併用軌道部」や「ヤード」と呼ぶよりも、「つくでん線」と呼び続けたほうが、愛着も沸いてきそうです。
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木の製作と併用軌道周囲の緑化開始 [日本帝國鐡道 筑波帝都電鐡線]
昨日までの作業でひとまず「造成」した併用軌道周囲の地面。
前面を灰色で覆ったことによって、線路周辺が殺風景になってしまい、気持ちが落ち着かなくなりました。そこで、今度は電信柱や木を設置し、風景に変化を与えることにしました。材料は全て、常越本線や鎌倉帝都電鉄線のレイアウト製作工程で使用された材料の余材やストックを利用します。
WOODLAND SCENICSの樹木のキット。
常越本線では中層の樹木が多く、このような高層の樹木は余っていました。
細かいスポンジを、まるで修行のように一つずつ接着していき、ようやく一本完成。 この作業をあと2本分実施・・・。
次に気になっていたのは、新たに造成したスチレンボードの断面ですが、この白い断面が遠目でも異様に目に付いていました。
これも捨てずに残していた余材を引っ張り出して何とかすることに。
ちょうど使用済みの石積みの壁が出てきたので、これを5mmの幅に切断。
現物にあわせて、スチレンボードの断面に貼り付けていきました。
側壁と手すりの近傍は、道路の中央部に比べ土っぽいと思ったので、ウェザリングを実施。
次に併用軌道の端部に見られる「隙間」も、灰色に塗装された小さなプラ版を見つけたため、これで塞ぐことにしました。
塞ぐ前↓
塞いだ後↓
地面の緑化や地面の断面の補正を行い、また少し、それらしい風景ができました。
電信柱や樹木、側壁が追加されたことによって、殺風景な併用軌道の周辺の景色に、潤いや生活観が少し加えられたのではないかと思います。
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