レイアウト外部ヤードの改修(ヤードと併用軌道の製作) [日本帝國鐵道 常越本線]
前回に続き、ひとまず突貫工事的に接続した本線との接続部。
既存のヤードをベースに、無理やり本線と既存ヤードを接続しつつ、手前と奥の線路をR144の曲線で無理やり接続し、かつ、欲張って交差部も無理やり設けた為、線路が台の上からはみ出しています。
そこで、常越本線レイアウトの製作(2007-2010年)やヤードの製作(2011年)、現在製作(中断中?)の鎌倉帝都電鉄(以下、鎌電線)の余材である線路を最大限に使用して、再改修することにしました。
設計要求は以下の通りです。
(1) 常越本線の接続部から有効長の最も長い枝線への直接進入を可能とする。
(2) 車輪クリーニングレールと試運転線は最も手前の枝線に設置する。
(3) 本線から直接進入可能とする枝線は4線以上とする。
(4) 手前と奥の枝線を迂回曲線(R177以上)で接続する。
以上の要求を掲げて製作した結果は以下の通り。
(1) R280の曲線分岐を可能な限り奥側へ配置して、奥側の枝線で有効長を確保する。
(2) 本線から直接、車輪クリーニングレールと試運転線へ進入させることは困難であるため、スイッチバックを介して間接的に試運転線等に進入させる形態とし、手前側の枝線には、本線とは独立した制御系を持たせる。
(3) 駅部(3線2面)とあわせて、1線をスイッチバック部として供用させる。
(4) R280の曲線分岐を奥側に配置したことによって、手前側に生じるスペースを利用し、90°の交差部を最も手前に配置。手前側と奥側の枝線は、この本線分岐線上の交差部を介して、急曲線(R177)で接続される。
この結果、(1)と(4)の設計結果を組み合わせると、デットスペースに併用軌道を敷設できることが判り、さらに、鎌電線(現在製作中)の材料として、2年ほど前に調達してた「バス走行システム」も併設できる可能であることが判った為、早速組み合わせて製作。