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常越本線の機関庫の傍で、メディアを見る [雑感]

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日本帝國鐵道 常越本線 嶽間機関庫にて

 学生時代、暮らしていた住まいに新聞拡張団が何回か訪れ、その度に嫌な思いをさせられました。その結果、社会正義を論じながら、一方で見て見ぬふりの汚いやり方で正義を売りつけるような新聞のやり方に心底うんざりするようになりました。
 きっかけは、それ以外にも色々あるのですが、社会人になってからは新聞を取らず、日々の生活の一次情報源をネットを介して、間接的にロイターブルームバーグ時事通信の通信社、時々NHKの手話ニュース(主観を極力排して限られた時間で情報をわかりやすく坦々と提示する)から仕入れ、判らないことがあれば、wikipediagoogleで調べ、一次情報源とネットを元に自分の頭で考えるようになって早10年、最近、メディア(テレビや新聞)を見ながら、世間とメディアが乖離しているようになんとなく思い始めていた矢先、ネット上でその理由の一つを見つけました。
 たまたま見つけたばかりなので、自分にとってはホットな話題なのですが、、、いわゆる「テレビ」や「新聞」の中だけで騒がれているように思えている事象についてです。
・・・
「フジテレビがK-POPに肩入れする理由は簡単です
韓国歌手のCD著作権を譲渡されてるから、自身の商売のために肩入れしているだけです
公共の電波を使うテレビ局としては許されない暴挙
欧米ではテレビ局が音楽著作権を得ることが禁止されてることが多いけど、日本は野放しです

チェックする方法(この場合はフジテレビがKARAの著作権を得ていることをチェック)
http://www2.jasrac.or.jp/eJwid/
権利者名を「フジパシフィック音楽出版」 出版者にチェック
アーティスト名を「KARA(韓国)」にして検索
フジパシフィック音楽出版はフジテレビの子会社
有名曲の殆どの著作権はフジが握ってる」
・・・
そこで、日本音楽著作権協会のサイトで早速、検証してみました。
・・・
20110208.JPG
・・・
↑ まさにその通りでした。びっくりしました。検索結果を見て驚きというより、恐ろしさが込み上げてきました。 

同じくネット上で目にして、納得させられたコメントあります。
「なるほど、日本より安い著作権で
音楽など流し続けられるならそりゃ、無理やりは流行させようとするわな。

メディアはニュースを伝えるんじゃなく、作り上げるんだな。」

このような事実を目にすると、メディアリテラシーがたとえ学校で教えられなくても、少なくとも、自分の子供には教えようと思いました。いや、教えなければならないと思いました。
・・・
KAGE.jpg鉄道博物館にて

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コメント 2

uy

この辺はあれですよね、TBSが自社不動産の赤坂サカス宣伝しまくってたり、最近じゃ各局映画制作に乗り出してるから四六時中自社製作の映画宣伝やってるじゃないですか。報道からバラエティまで総なめで自社番組に出演者出してw

一般企業が同じシェアでCM広告打とうと思えば果たしていくらかかるのか。

まぁあとは芸能人が出版物や経営してる飲食店宣伝するのも厳密にゃ違法ですな。
その辺は花畑牧場ブームとか酷かったですな。あれ田中ヨシタケ云々よりバックの企業が芸能関係だったんすよね。
by uy (2011-02-09 21:55) 

Ainetos

uyさん 
 極端に安い電波利用料の上に成り立つ放送によって、一方的に、主観的かつ誤認の可能性のある情報を、知らず知らずのうちに「(それは)良いものだ。」、「(これは)楽しいものだ。」とメディアから絶えず提供されているため、我々は、一種の「洗脳」状態に立場に置かれていると言われても、仕様がない状況にいるのではないか、と思います。「メディア」から見れば、それは「洗脳」ではなく「感化」なのかもしれませんが。

 メディアも含め、あらゆる企業が同じような商品(情報も含めて)を提供する中で、今の状況では、既存の周波数帯での放送権利を持つ企業が、他の企業に比べ極端に安く効果的な広報手段を有するために、より良いものを得ようとする消費者は、メディアで宣伝されたものを購入しがち(またはそれしか選択肢がない)だと思うのですが、

もし電波利用料が増え、一方で高速インターネット回線使用料がより安くなれば、相対的に既存のメディアによる広告・宣伝の競争力が低下するのではないかと思います。したがって、公共の電波を監督する国と電波を安く手に入れ続けたいメディアの間には、良からぬ癒着が発生しやすいのではないかと思います。公共の電波に乗る情報に限らず、国から提供される情報の受け皿となる「記者クラブ」の存在も、癒着を発生させるものだと思うのですが。

 また、例えば今回uyさんが挙げられた、「赤坂サカス」や自社製作映画、「花畑牧場」などの具体的な例について、その背景を説明されて、「なるほどそういうことだったのか」と、宣伝や広報の背景を把握した上で、今後提供される情報を客観的に見ようと心掛けようとするならば、提供される情報と付随する情報をインプットとして、自分の中で自らの考えに対して、例えば「(それは)むしろ悪いものだ」とか「(これは)むしろつまらないものだ。」と自らの考えに対してフィードバックさせることができると思うのですが、

情報源を「メディア」のみに拠ると、それができないまま、極限すれば「洗脳」され続けることになるになるのだと思います。


 20年くらい前までは、その「洗脳」が当たり前だった世界だと思いますが、それ以後登場したインターネットは、一つの事象(情報)をあらゆる角度で検証することを可能としました。メディアにとっては、正に脅威なのだろうかと思います。

 そして、それをも利用するのも既存メディアなのではないかと思います。

「動画共有サイト上の動画を、より多くのユーザーに見てもらうための“最適化”を行うサービス。再生回数を数万回〜数十万回にすることが可能とする。」
http://www.webstarjapan.com/video/
(取引先:某放送局子会社、広告代理店子会社など)

・・・
 あまりに露骨な謳い文句だと思うのですが、消費者側には情報リテラシーが課せられることが必要で、広告側(メディア)には倫理基準が課せられることが必要だと思いました。
by Ainetos (2011-02-11 00:44) 

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